うちのチームの話
明日で今年度が終わる。
今年度は、同じチームで1年間働いてきた。
1年間いろんなことがあった。
まず7人だったチームが今5人になった。
チームのメンバーはみんな役割を持っていた。
リーダー1人に、同期が6人。
ムードメーカーに、気が遣える人、真面目(すぎる)人、聞き上手な人、楽天的な人…みんないて自分がいて、絶妙なバランスを保っていた。
みんな仲が良くて、いつも馬鹿みたいに笑って、仕事をしていた。
でも、辛いこともあった、悲しいこともあった。
2人の同期と別れがあった。しんどくなっていることに気づいてあげられなくて、突然一緒に働けなくなった子もいた。
昨日まで一緒に笑ってたのに。
自分を、自分たちを責めた。
止まらない涙をこらえて、働いた。
うちのリーダーも曲者だった。
成績がめちゃくちゃ良い、背中で見せるタイプの人で、みんなついて行くのに必死だった。
上司にもうそれはものすごい愛情をかけられて育った、B型の、気分屋のリーダーだ。
私達のことを下僕のように扱う時もある。
正直、腹が煮えくり返るくらい腹が立つこともある。
ただ不器用なだけで、本当はみんなのことを想っている人だ。
うちのチームは、体育会系の後輩気質が揃っていたから、みんな思っていることが言えずに苦しんだ。
不満が爆発して、上司と大喧嘩したこともあったな。
でも結局なんだかんだ、みんな
『うちのチームが1番』
と、思っていると思う。
私というと、相変わらず
いつもリーダーとみんなの間に立っていて
いつも、板挟みでいつも、八方美人だった。
良く思ってない人もいるかもしれない。
でも、八方美人だったから、
私は全員の良いところと悪いところを
知っている。
たぶん、誰よりも知っている。
たぶん、チームのみんなは、
私の良いところと悪いところを知っている。
会社の誰よりも知っている。
そういう関係性がチームなのかもしれない。
来年度から、異動で離れるメンバーもいる。
私は本格的に曲者リーダーのサブになる。
新しく入って来る後輩たちがいる。
また新しいチームを作っていかなきゃいけないけど、このメンバーのことを忘れることは生涯ないだろう。この経験が無かったら、今の私のポジションは無いだろう。
ありがとうと気持ちを込めて、
明日はみんなに想いを伝えられたらいいな。